傾聴って難しいですよ

支援者の方や医療従事者の方に特に見て頂きたい記事になります。

傾聴が大事ですって医療従事者ならば特に耳にすることが多いのではないかと思います。

僕自身も、学生の時に何度も何度も聞かされました。

「傾聴が大事」

そのことに異論は全くなくて、医療従事者として勤めている時にも本当に大事だなことだと強く実感していました。

ただ、この傾聴って、そんなに簡単なものではありません。

傾聴が大事だと言うのは分かるのですが、ほとんどの人は

「聞いている」

に過ぎません。

聴くと聞くで大きな違いがあります。

患者さんの訴えや話を聞いている人は、大抵の場合、その問題を「自分ならどう考えるか?」という視点で聞いてしまいます。そして持論を述べる。

そもそも、聞くことすら少ない人もいるでしょう。

ではなくて、まずは自分の主観を交えず、その人の訴えや、話を丸ごと受け入れる姿勢で聴きます。相手と思考を同化するイメージで聴くことが傾聴になります。その段階で否定はありません。

「なぜ、このような訴えや問題を抱えるのか」

に対しても、相手の思考と同化するぐらい相手の立場で考えることで、相手に対して、こちらが発言する内容は確実に変わります。

(自分の意見を言うことが悪いといっているのではありません。関係性が出来てくると敢えて自分の意見を発言する場合もあります)

ここで一番言いたいのは、傾聴とはどれだけ相手の立場や思考に寄り添って考えることが出来るかということです。

そうすると、例えば幻聴や妄想で悩んでいる方に対しても、

「そんなことない」

の一言ではなく、もっと多くの言い方が出てくると思います。

傾聴は難しいです。

意識していてもすぐに出来るものでもありません。

それでも傾聴をどういったものかしっかり考えながら、日々の患者さんだったり、周りの人との関わり方をもう一度見つめ直すと確実に変化があります。

精神科で入院している患者さんは特に話を聞いてもらえない、邪険にされるといった話をされる方が本当に多いです。

(この現状に憤りもありますが、事実としてあります)

そういった方にとっても本当に有難い存在になると思いますので、意識して頂けたらと思います。

ご質問などありましたらお気軽にご連絡下さい。

経験を踏まえて知り得ることは全てお伝えさせて頂きます。

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