双極性うつ病について自ら変動をコントロールしていくには

「双極性うつ病」

という病気があります。

簡単にいうと

躁状態:ハイテンションな活動的な状態

うつ状態:無気力でなにもすることが出来ない状態

を繰り返す病です。

躁状態は本人にとっては不快な状態ではないことが多いのも特徴です。

本人からしたら、意欲に満ち溢れていて、どれだけ精力的に動いても疲れない、眠くもならない、そして何でも出来るといった全能感もある。

人によっては躁状態の時は調子が良いと言うほどです。

確かに超ポジティブという状態ではあるのですが、なにが問題となるか?

まず周りの人からすると違和感があります。

・実現不可能なことを平気で発言する。

・疲れないため真夜中でも平気で徘徊する。

・性やお金の面に対してずさんになる。

本人からしたら気分が上がっているので、楽しいことになるのですが、周りのから見ると不安を覚えてしまいます。

また本人に対しても弊害は出てきます。

上記に書いた通り、一般的に言うテンションが上がっている状態を遥かに超えているので、うつ状態に転じた時の落差によるしんどさが一番しんどいかと思います。

また、躁状態にしたことを覚えていないことも多いので、後々他の人から批判を受けることもあります。

そのため、基本的には薬物療法で気分の大きな変動をコントロールしていきます。

僕も勤務時代に何人かの躁うつ病の方とお話しする機会がありました。

お話しする中で、薬物療法で症状の緩和はあるものの、急な変動に中々対応が出来ないこと、口渇などの副作用の訴えが続くことがあり、なにか減薬を可能にする、方法はないかと考えていました。

となると、聞き取りです。

・どういった時に躁状態に転じるのか?

・食事や運動はどの程度行っているのか?

・趣味や嗜好

・ご家族との関係性は?

なにか糸口が見つからないかと話の中で色々と質問させて頂きました。

その中でほぼ全ての方に、躁状態に転じる要因(トリガー)があることが分かりました。

もちろんその要因は人によって違いますが

その要因が分かれば

要因を刺激する環境には近づかないなどの対処が出来ます。

また、その要因に敢えて触れて、その時の気分の変動を確認することでどれくらい気持ちが変化するかを記録していくことで、自分の気持ちをコントロールするきっかけにもなります。

薬物療法を併用しながらこのような方法で患者さんと一緒に、症状に向き合っていくことで、その患者さんは以前とは見違えるほどご自身の変動をコントロール出来るようになってきました。

今では退院して再入院することもなく暮らしているそうです。

薬物療法にも限界はあります。

そのため、このような方法を併用していくことで予後の安定に繋げていきます。

今現在、服用中の方も一度どういった時に躁状態に転じやすいか振り返ってみて下さい。

そして、毎日の気分の変動を10段階でどのくらいか記録してきてください。

この方法を続けていくだけで、感情のコントロールに対しての気付きが確実にあります。

一緒に要因を考えて欲しいなどありましたらお気軽にご連絡下さい。

無料でのご相談も随時承っておりますので、無理はせず一度ご相談ください。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です